ED治療薬のバリフが製造されるようになった誕生秘話は?

バリフの誕生秘話に迫る

バリフの誕生秘話に迫る

男性ならご存知の方も多いバリフは、ED治療薬として名の知られた「レビトラ」のジェネリック医薬品です。

インドのムンバイに拠点をおくアジャンタファーマ社が製造販売しています。レビトラと同じ有効成分バルディナフィルを含有し、タブレット製剤とゼリー製剤の2種類を販売しています。

医薬品特許に従うとレビトラは2020年5月に満了とされており、特許期間中はジェネリック医薬品の製造販売は禁止されています。つまり、通常であればレビトラのジェネリック医薬品は存在しないはずですが、では、何故バリフがあるのでしょうか。

誕生秘話というほどのものではありませんが、それはインドの特殊な特許法にあると言われています。

新薬には、有効成分を開発・製造した製薬会社が薬の独占販売ができる特許期間が設けられており、その期間は中は他の製薬会社が同じ有効成分と製造方法を使用して医薬品を作ることはできません。

特許期間は特許出願から20年間、最長で25年間とされています。特許期間が切れると他の製薬会社でも新薬と同じ有効成分や製造方法で薬を製造してもいいことになります。

有効成分は同じなので基本的な効果は新薬と変わらず、開発費用が抑えられているためリーズナブルな価格で市場に提供できるのが特徴です。これをジェネリック医薬品といいます。

基本的な効果は同じですが、含有成分などの違いから多少の差はあるとも考えられています。さて、特許には大きく分けて成分特許と製法特許があります。

成分特許は有効成分に対する特許、製法特許は製造方法に対する特許です。インドの特許法にはこのうち成分特許が存在しません。

そのため、特許期間中であってもインド国内で製造販売する場合に限り新薬と同じ有効成分を使用して薬を開発してもいいことになっているのです。こうした特許法の違いにより特許期間中であるはずの医薬品でも、インド製ならジェネリック医薬品が多く出回っています。

上記で述べたように基本的な効果は同じなので、薬代を抑えたい人に選ばれている医薬品です。しかしインド国内のみでの販売になっているので、日本で購入するには個人輸入するしかありません。

個人輸入ではインターネットを利用するのですが、実は偽物も多く出回っているのが現状です。

アジャンタファーマ社の正規品なら安全ですが、万が一偽物を掴ませられるとどんな健康被害が起こるか予想できません。そのため、できれば医師の処方が受けられるレビトラが勧められており、個人輸入を利用するにしても最新の注意を払う必要があります。